化粧品成分検定1級が教える「メンズコスメの教科書」OPEN

パッケージでよく見る「薬用」とは?医薬部外品と化粧品、どっちを選ぶべき?

本サイト「メンズコスメの教科書」に足をお運びくださりありがとうございます。このサイトは、最近注目されてきた男性向けのスキンケアについてご紹介するサイトです。

このサイトの想定読者は、既に一定数いらっしゃる、美意識の高いいわゆる”美容男子”や”メイク男子”などとは少し違います。

☑肌の手入れを始めたいと思ってるけど、何からやっていいかわからない
☑何かしらやりたいけど、毎日時間をかけるのは無理


という、いわゆるスキンケア超初心者の方を読者として想定したサイトです。

目次

「薬用」ってなんのこと?

今回は、スキンケア用品のパッケージを見ているとよく見かける、「薬用」と言う言葉についてご紹介していきます。

ドラッグストアとかでよく見るよね、「薬用ローション」とか。あれって何のことなの?

薬用と言うのは、医薬部外品のことを指しています。簡単に言うと、化粧品と医薬品のちょうど中間のもの、という意味です。

分類目的副作用
化粧品肌を健やかに保つほぼ無い
医薬部外品肌荒れの防止・皮膚の殺菌ほぼ無い
医薬品治療有る場合もある

化粧品は「健やかな肌を保つ」という目的で作られており、作用が非常に穏やかです。つまり、どんなに大量に使用しても、肌に悪い影響(=副作用)が出ないことが化粧品の大前提なんです

だから、逆を言えば、肌の状態を改善させる効果は少ないともいえます。長期的に使用することで健康な肌の状態を保つ、つまり「予防ケア」だと思ってください。

え!?化粧品じゃ肌荒れは治らないの!?

うーん、もちろん実感は人それぞれだけど、「化粧品」として売られている以上、メーカーとしては具体的な効果は謳えないんです。これは薬機法という法律で決められてます。

一方、医薬品と言うのはその名の通り薬のことで、今皮膚に炎症が起こっている場合などに、それを改善させる目的で使用されるため、見込める効果は高いです。

しかし、その分副作用もある可能性があるので、医師の判断に基づき、用法と容量を守って正しく使う必要があります。
皮膚科で処方されるものや、ドラッグストアで「第〇医薬品」と記載されているものが、これにあたります。

そして、今回ご紹介する医薬部外品というのが、化粧品と医薬品の中間のもの。
つまり、一般の方が毎日たっぷり使っても副作用はほとんど起きず安心して使えるものの、一定の効果・効能が立証されている商品のことです。

安全性が立証されているので、医師の診断が無くても気軽に買うことが出来ます。もちろんネット通販でもOK。

医薬部外品は、商品名に「薬用」という言葉を付けることが出来ます。また、パッケージの裏側に必ず「医薬部外品」と記載されています。
また、広告やパッケージ内に、「ニキビを予防する」とか、「カミソリ負けを防ぐ」などの具体的な効果を訴求することが出来ます。
肌のトラブルを効率的に予防する為には、化粧品ではなく医薬部外品を使用するのもオススメなのです。

・医薬部外品というのは、化粧品と医薬品の間。現在肌にトラブルを抱えている方は、是非使ってみて。
・パッケージに「薬用」と書いてあるものは、医薬部外品。

お悩み別・おすすめの医薬部外品

医薬部外品には、厚生労働省が認定した有効成分と呼ばれるものが必ず入っています。

それではここから、悩み別に代表的な医薬部外品と、それに入っている有効成分をいくつかご紹介していきます。

ニキビケアにおすすめの医薬部外品

ニキビや肌荒れの方におすすめなのは、以下の有効成分です。

グリチルリチン酸ジカリウム:優れた抗炎症作用
アラントイン:消炎鎮静作用・抗刺激剤作用

これらの有効成分が配合された化粧品として代表的なアイテムは、また別の記事でご紹介していきます。

乾燥ケアにおすすめの医薬部外品

強い乾燥やカサカサ感にお悩みの方におすすめなのは、以下の有効成分です。

ライスパワーNo. 11:肌の水分保持機能を改善

この有効成分が配合された化粧品として代表的なアイテムは、また別の記事でご紹介していきます。

シミ・ニキビ跡におすすめの医薬部外品

シミやニキビ跡にお悩みの方におすすめなのは、以下の有効成分です。

ビタミンC誘導体:メラニンの生成を抑える
トラネキサム酸:抗炎症作用、メラニンの生成を抑える

これらの有効成分が配合された化粧品として代表的なアイテムは、また別の記事でご紹介していきます。

シワにおすすめの医薬部外品

シワにお悩みの方におすすめなのは、以下の有効成分です。

ナイアシンアミド:シワを改善する
レチノール:シワを改善する、紫外線による光老化を改善する

これらの有効成分が配合された化粧品として代表的なアイテムは、また別の記事でご紹介していきます。

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございました。

是非、ご自身の肌の悩みにあった医薬部外品をチョイスして、効率的に肌の手入れを行ってみてください。

このサイト「メンズコスメの教科書」では、肌の手入れ初心者の方に向けた分かりやすい情報をお届けしていきたいと思いますので、今後も是非ご覧頂ければ幸いです。

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この記事を書いた人

はじめまして、めんこす太郎です。モテたいわけではないんだけど、清潔感や身だしなみのために、ちょっとは肌の手入れなどしたほうがいいのかと思い、最近はじめてみました。
このサイトでは、化粧品成分検定1級をもつコス美さんに、正しい肌の手入れ方法や、商品の選び方のコツを教えてもらいながら、日々勉強しています。

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